介護と孤独

介護する側とされる側、その不平等と非対称性について考えます。

生前整理  そんなに必要なの?

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我が家の実家のお墓、この掃除で毎年、悩まされている。しかし、父はここで静かに眠っている。掃除も大切なのだ。

いま、ネットでは、生前整理の記事が花盛りである。

 

どんなものがあるか、

代表的なものは、「お墓」であろう。

「墓じまい」のような言葉は、もう流行語というより日常語として定着した。

googleでも、約2,590,000件、出ているようだ。

で、これを行うことも「終活」とされる。

世の中、どんどん「終活」されている。

 

 他にも、私が知っているかぎりでも、自分史とか、アルバム整理とか、色々ある。

これらは、特に終活でもなかろう、ということで若い人からの引きも強い。

自分史など、googleで、約91,600,000件とのこと。

アルバム整理で、約17,900,000件。

 

終活の王者、エンディングノートで、約6,530,000件。

これは、さすが、終活の終盤だから数はちょっと減る。

ただ、切迫度は高いだろう。

昔だったら「遺言」だから、法的なチェックも厳しい。

というより、今でも法的には遺言となり得るので、その気になって
書いて欲しい。

 

第一、生前整理からして、約12,500,000件で、けっして少なくないのだ。

 

どうして、こんな風になったのだろう。

 

一つには、整理整頓ブームで、片付け、断捨離、等いろいろな表現があるが、ともかく、整理して気持ちをすっきりさせたいブーム、が続いている。

 

なぜ、こんなブームになったのか、専門家はどう考えているのか、聞いてみたい気がするが、私が考えるに、誰も正解は持っていないだろう。

 

ただ、高齢者には、今更、整理整頓しても始まらない、という面もあるので、なんとも言えないが、子供たちに迷惑は掛けられない、という感覚がもう一つの理由だろう。

 

でも、それで、こんなにブームになるんだろうか?

 

 

私の知り合いが、名門女子大を卒業後、リクルートに入社し、今は自分史の編集・出版をして、結構、よい生活をしている。

 

こんど、聞いてみよう。